パケット到着間隔時刻同期方式(PIA方式)

PIA: Packet InterArrival time transfer method
国立研究開発法人 情報通信研究機構 時空標準研究室
Last update: 2007/05/21

時刻サーバから毎正秒に同期パケットをブロードキャストすることにより、 クライアントは減算とビットシフトだけで、サブマイクロ秒精度で同期することを可能とします。

ネットワークで時刻同期する際に問題となるのがキューイング遅延によるノイズです。 キューイング遅延は非負かつ非定常過程であるため、従来のPLLやカルマンフィルタによるノイズ除去は困難となっていました。

PIA方式では、等間隔で送出されたパケットの到着間隔の算術平均がキューイング遅延の影響を受け難いことを利用し、 回線使用率80%の非常に混雑したネットワークでもサブマイクロ秒精度を実現できます。

詳しくは、論文をご覧ください。