公開NTP

日本標準時に直結した時刻サーバ

NICT公開NTPサービスではインターネットを利用して、日本標準時を時刻配信しています。

NTPサーバ名: ntp.nict.jp

NICTではNTPサーバに供給する時刻の精度向上に努めておりますが、利用者の時刻精度はNTPサーバから利用者の方々までのインターネット環境に応じて数ミリ秒から数百ミリ秒位まで大きく変化する場合があります。このため、現在のインターネットでは利用時の時刻精度の保証ができない点をご了承ください。

公開NTPサービスに対する疑問などは下記の問合せ窓口までお気軽にご相談ください。

 ・設定方法Q&A
 ・クライアントリスト・および開発者向け情報
 ・関連文書(公開文書 / 日本標準時 / ネットワーク時刻同期
 ・関連リンク集
 ・問合せ窓口

お知らせ

2024/3/6
「NTP version 1からNTP version 2以降への移行のお願い」を更新しました 。

2020/3/9
従来の小金井本部に設置されたサーバーに加えて神戸副局にもサーバーを設置して、神戸での試験的なNTPサービスを開始しました。
ご使用の際には、これまで通りNTPサーバ名「ntp.nict.jp」での登録をお願いいたします。「ntp.nict.jp」とすることにより、小金井・神戸のどちらかのサーバーにアクセスすることになります。

過去のお知らせはこちら

運用情報

2024/3/12
2024/3/12 14:00頃〜14:45頃(JST)
機器のメンテナンスのためNTPサーバーの冗長系の一部が利用できませんでした。

過去の運用情報はこちら

サービスの概要

ユビキタス社会に向けて日本標準時を安定に供給するインターネット時刻配信システム

いたるところで ICT が使われるユビキタス社会が進展し、あらゆる機器がインターネットにつながるようになってきています。
本サービスは、インターネットで最も広く使われているNTPに準拠しており、インターネットを利用できるところであれば、どなたでも手軽に日本標準時と直結した時刻サーバと時計合わせが可能となります。
また、NICT独自開発の高性能サーバ、冗長システム構成、標準時計並みの運転環境により信頼性を高め、 日本標準時の安定供給に努めています。


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NICT で開発した耐負荷・耐クラッキング・高精度・高信頼なハードウェア(FPGA)時刻同期サーバー(箱型)

本サービスでは、NICTで独自開発した インターネット用時刻同期サーバーを用いています。
時刻サーバはNICT内に設置され、日本標準時に直結しています(stratum 1)。
その時刻精度は日本標準時と10ナノ秒以内、処理能力は毎秒100万リクエスト以上の性能を有しています。
このサーバーは、FPGAにより全てハードウェア化されているため、ワイヤレートでのリクエストでもサーバ精度は低下しません(注)。
しかも、単機能のハードウェアですので、クラッキング等によるシステムへの侵入も不可能です。

新たに開発した箱型サーバは、ホストPCが不要となり、また、他の複数の時刻源のタイムラベルを参照することによる自動初期化および自己監視機能を有しており、 信頼性とメンテナンス性を高めています。



(注)クライアント精度は、途中のネットワークにおけるキューイング遅延や 往復経路の相違による遅延時間差の影響を受けます。

 さらに詳しい情報は 関連文書( 公開文書 / 日本標準時 / ネットワーク時刻同期)
又は Q&A をご覧ください。

 NICT公開NTPに関する、ご意見・ご質問は下記までどうぞ
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 国立研究開発法人情報通信研究機構 
 電磁波研究所 電磁波標準研究センター
 時空標準研究室 日本標準時グループ
 問い合わせ窓口
 
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おねがい

NTP version 1からNTP version 2以降への移行をお願いします。
公開NTPサービスでは、NTP version 1に対応しておりませんので、NTP version1を利用されている場合は、NTP version 2以降への移行をお願いします。


ご意見・ご質問は連絡先までお願いします。