長波標準電波シンポジウムの御案内

― 日本標準時・標準周波数とそのビジネスへの応用 ―
独立行政法人通信総合研究所(CRL)は平成11年6月10日におおたかどや山長波標準電波送信所(福島県)の運用を開始し、全国に日本標準時と標準周波数を供給してまいりましたが、これまでに200万台以上の電波時計が販売され、広く利用されるようになってまいりました。このため、社会的責任を確実に果たすために、CRLは平成13年10月1日から、はがね山長波標準電波送信所(佐賀県/福岡県)の運用を開始いたしました。これにより、北は北海道から南は沖縄まで日本全国に確実に日本標準時と標準周波数を供給する体制が整いますので、これを記念して下記のシンポジウムを開催いたしますのでご案内申し上げます。

標準電波の時刻コ−ドは電波時計だけでなく家電製品内蔵時計やカメラ、車載用時計に、また標準周波数は計測機器、通信機器、電子機器メ−カ等の社内標準器の基準に、さらには地上波デジタル放送の基準発振器等、高精度な周波数標準として多様な応用が期待されております。シンポジウムでは、実際に電波時計や標準周波数受信機の開発に携わっておられる方々に講演をしていただくとともに、関連する展示も予定しており、皆様の今後のビジネス展開にお役に立つものと考えておりますので、是非ご参加下さるようお願い申し上げます。


主催 独立行政法人通信総合研究所
共催 社団法人 日本時計協会
社団法人 日本時計学会
日時 平成13年10月24日(水)
13:30〜16:55
場所 TEPIAホ−ル 東京都港区北青山2-8-44
TEL 03-5474-6119(当日のみ有効)
 

 

プログラム
13:30〜13:35 開会挨拶
通信総合研究所 理事長 飯田 尚志
13:35〜14:00 通信総合研究所の時間・周波数標準と標準電波
通信総合研究所 電磁波計測部門 森川 容雄
14:00〜14:25 二局対応電波クロックの商品化と今後の展開
セイコークロック(株)商品開発部 ムーブ開発グループ 佐藤 浩之
14:25〜14:50 電波時計マーケットとデザイン
シチズン時計(株)製品事業部 デザインセンター 松尾 次郎
14:50〜15:15 電波時計への取り組みと今後
カシオ計算機(株)時計事業部 開発部 佐野 貴司
15:15〜15:35 休 憩
15:35〜16:00 電波時計受信用LSIの開発
三洋電機(株)セミコンダクターカンパニー テレコム開発部 木下 雅貴
16:00〜16:25

長波JJY利用高安定基準発振器
日本無線(株)通信機器事業部 技術第六部  甲田 正夫

16:25〜16:50 JJY受信機の開発とその応用
日本通信機(株)製造部 宇宙特機課 高木 克彦
16:50〜16:55 閉会挨拶
通信総合研究所 理事 塩見 正