電話回線による標準時提供(TEL-JJY)
時刻送出のタイミング等
テレホンJJYは2024年3月31日に廃止しましたが、このページには参考資料として廃止前の情報を掲載しています。
当システムの時刻データの送出タイミング規定は、以下の様になっております。
- 5.1 データの構成
5.1.1 データ形式 - ・ 非同期シリアル信号
データ長 8ビット パリティー なし ストップ・ビット 1ビット Xon/Xoff あり - 5.1.2 送出データの構成
- ・ スタート+8ビットデータ+ストップ の10ビット
送出データの内容は第3章を参照してください。
- 5.2 データの送出タイミング
- 5.2.1 1秒信号との同期点
- ◎ 時刻データの終端を示すキャリッジリターン(CR)コードのストップビット後端が、標準時の1秒信号の立ち上がりに同期します。
◎ 時刻データの時刻は、送られてきているデータのCRコードの後端が示す時刻とします。1秒信号よりあらかじめ早く送り出されます。 - 5.2.2 送出タイミングの規定点
- 時刻データの秒信号との同期規定点は、時刻データ送出装置のモデム入力端としています。
- 5.3 回線遅延時間の測定のためのループ・バックの方法
- ループ・バックはリレー接点によるハードウェア・ループバックです。
- 5.4 遅延時間について
- 計測される遅延時間は、
- ・往復の回線遅延時間
・時刻送出装置のモデム内(変復調)遅延時間
・受信装置等のモデム内(変復調)遅延時間
の合計値となります。遅延時間の測定・補正の方法について詳しくお知りになりたい方は、日本時計学会誌No.142(1992)「公衆通信回線による標準時供給システム」を参考にしてください(日本時計学会連絡先:(03)5814-5801)。
- ・往復の回線遅延時間