トップページ > 各種時刻配信 > 電話回線による標準時提供 > 時刻・日付情報を得るためのコマンドと応答

各種時刻配信

電話回線による標準時提供(TEL-JJY)

時刻・日付情報を得るためのコマンドと応答

4.1 コマンドの種類
 以下に、コマンドの一覧をかかげます。これらは実際の通信で HELP 又は ? コマンドで見ることができます。
 コマンドの文字列の後にはリターンキーを押し(CRを送出し)、応答文字列の後にはCRが付いてきます。
 またコマンドは、コマンド文字列の最初の2文字又は3文字のみでも機能しますが(TIMEコマンドなら TI 又は TIM で)、 LO とした場合は、LOOPコマンドになりますので、LOCALコマンドを実行したい場合は、 LOC としてください。
 コマンド文字列と応答文字列(INFOコマンドは除く)は全てASCIIで、コマンド入力時はASCII英大文字でも同英小文字でも機能します。
 応答形式で、hhは時分秒の時を、mmは時分秒の分を、ssは時分秒の秒を、YYYYは4桁の西暦年を、YYは西暦年の下2桁を、MMは月日の月を、DDは月日の日を、△はスペースを意味します。特記のない日付又は時刻は、全て日本標準時(通常時)によるものです。
コマンド 意味 応答形式
TIME 日本標準時を3秒間送出 hhmmss
JST 日本標準時を連続送出 hh:mm:ss を連続送出
UTC 協定世界時を連続送出 hh:mm:ss を連続送出
CR JST、UTCコマンドの停止  
DATE 日付を送出 YYMMDD
UDATE 日付(協定世界時)を送出 YYMMDD
DJAP 日本形式で日付を送出 YY/MM/DD
DUSA アメリカ形式で日付を送出 MM/DD/YY
DEUR ヨーロッパ形式で日付を送出 DD−MM−YY
4DATE 日付を送出 YYYYMMDD
4UDATE 日付(協定世界時)を送出 YYYYMMDD
LEAPSEC 標準時の調整(うるう秒挿入削除)が次の1日9時直前に有るか無いか
標準時の調整なし
標準時の調整あり(うるう秒挿入)
標準時の調整あり(うるう秒削除)

△0
+1
−1
LOCAL 協定世界時との時差
通常時
サマータイム実施中

+09
+10
SUMMER サマータイムの期間
サマータイム設定なし
サマータイム設定あり

0000,0000
MMDD,MMDD
LOOP ループバックモードに入る
COM ループバックモードを抜ける
INFO インフォメーション表示
HELP 使えるコマンドの一覧を英文で表示
使えるコマンドの一覧を英文で表示
BYE ログオフ(正常時は必ずこのコマンドで通信を終了してください)
END ログオフ(正常時は必ずこのコマンドで通信を終了してください)
4.2 プロンプトの送出タイミング
・ プロンプト文字は半角文字の”>”とします。
・ ログインメッセージを送出後に送出します。
・ JST、UTC、LOOPコマンドの処理以外では処理後、送出します。
・ LOOPコマンドの処理後は1秒後に送出します。
・ JST,UTCコマンドではCRを受信し、その処理が終了したら送出します。
4.3 誤ったコマンドに対する処理
 一度目は誤ったコマンドおよび”?”をエコーバックした後、プロンプトを表示します。
 続けて2度以上誤った場合には、”HELPでコマンドが表示されます”のメッセージとプロンプトを表示します。