資料室
短波時代の標準電波に関する歴史的資料
- 5MHz試験電波発射時のアナウンス(WAV形式 5.4MB)
5MHzで標準電波を送信開始したのは1951(昭和26)年6月の実用化試験局に始まり、同年12月から音声によるアナウンスが開始されましたが、その試験電波発射に用いられたアナウンステープの記録です。
日本語アナウンスに続き、英語アナウンスが流れます。
- 短波標準電波が24時間送信となった1959(昭和34)年以降の5分毎アナウンスのサンプル(WAV形式 1.8MB)
1959(昭和34)年3月から、2.5, 5, 10, 15 MHzの標準電波は出力2 kWで24時間発射となり、5分毎に音声で日本語、英語のアナウンスを行っていました。その時代のサンプル音声です。
- CCIR方式に全面改定された以降のモールスとアナウンスのサンプル(WAV形式 4.5MB)
1964(昭和39)年6月から、短波標準電波はCCIR(現在のITU-R)方式に全面改訂され、時刻アナウンスは毎時34分と59分に行われる毎時2回となりました。その時代のマスターテープからのサンプルです。0時0分と0時35分の時報アナウンス及び、それに先立つJJYモールス信号音が記録されています。
1988(昭和63)年に音声がROM化されるまで、エンドレステープによる音声送信が行われていました。ROM化された以降の音声は「短波標準電波(JJY)時報音声ライブラリ」として提供しています。
- 1992(平成4)年7月1日のうるう秒におけるJJYとNTT「117」時報(WAV形式 27MB)
1992(平成4)年7月1日に行われたうるう秒の時の、短波標準電波受信音(左チャンネル)とNTTの117時報音(右チャンネル)をステレオ録音した資料です。
NTTの117時報(アナログ)は、2009(平成21)年1月のうるう秒までは8時58分20秒から9時00分00秒までの100秒間、時報サービス「117」の秒音を100分の1秒ずつ長くして、合計で時刻を1秒遅らせ、9時ちょうどに日本標準時に合うようにしていました。(現在は変更されています。)
8時58分20秒以降、標準電波の音とだんだんずれていき、9時00分00秒には一致する様子が聞き取れます。
- 標準電波の出し方(1996年4月版)(PDF)
1977(昭和52)年から2001(平成13)年までの名崎送信所による、短波標準電波(JJY)及び長波実験局(JG2AS)の送信方法についての資料です。
この資料の前年に2.5MHz及び15MHzが廃止されました。また、長波実験局(JG2AS)は1999(平成11)年6月9日に廃局となり現在の長波標準電波へと移行しています。