標準時・周波数標準のQ&A
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電波時計が受信できない時のヒント
電波時計が受信できない時、問題がある時は、以下の事項を参考にしてください。
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先ず始めに、通常の時計としての機能が正常であるかを確認してください。
手動での時刻設定などに問題がない時は、送信所の方向(東日本では福島県の方向、西日本では佐賀県の方向)に近い窓際に電波時計を置いて、 強制受信モードにしてから20分以上そのままにします。
電波時計を置く向きでも、受信のしやすさに影響します。取扱説明書に記載されたように向きを合わせてください。
鉄筋の建物内は電波が弱く受信は困難です。窓際でもサッシのすぐそば等、金属のそばには電波時計を置かないようにしてください。
受信しなかった場合は、標準電波の送信情報を確認してください。停波中の時は受信できません。
受信しない場合、さらに2〜3日そのまま置いて、1度も受信しないかを確認します。この間に1度でも受信すれば、時刻は1秒以内に合っているはずです。(→正常ですのでそのままご利用ください。)
まったく受信しない場合は、屋外に1日以上置いて受信を確認します。受信した場合、屋内の受信環境が良くないということになります。 この場合、屋内で受信できる場所を探しましょう。下記にある、「受信環境を簡便に判断する方法」を参考にして、適切な受信場所を選んでください。
電波時計の機種によって、受信完了時にマークなど表示の出るものがありますが、そのマーク表示も1回でも受信しないと消えるものや、何回か連続で受信できないと消えるもの等違いがあります。 詳しくは取扱説明書でご確認願います。正しく時刻が修正できたかどうかは、NTTの117時報サービス等でご確認ください。
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今まで受信できていた電波時計が受信しなくなった
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電池は新しいですか?時計として動作するレベルの電池残量でも、電波受信はできないことがあります。
取扱説明書に書かれた電池寿命をすぎていたら、新しい電池に交換してください。最初に付いてきたテスト用電池は寿命が短い場合があります。
ソーラー電池タイプのものは、十分に充電してください。ソーラー電池にも寿命があります。
電池に問題がなければ、従来受信できていたところに置いて、2〜3日様子を見てください。
この間に1回でも受信できれば、時刻は1秒以内に合っているはずです。(→正常ですのでそのままご利用ください。)
さらに受信できない状態が続く時は、周囲の環境に変化がないか確認してください。
・テレビ、パソコン、蛍光灯、LED照明、エアコン、充電器などが電波時計の近くにありませんか?こういった機器からは、電波時計に不要なノイズ(雑音電波)を発生する場合があります。
・これまで受信できていてもギリギリでの受信状態だった場合、電波伝搬の季節変動で受信しにくくなる場合があります。
送信所の方向(東日本では福島県の方向、西日本では佐賀県の方向)に近い窓際に電波時計を置いて、様子を見てください。
・鉄筋の建物内や地下は電波が弱く受信は困難です。窓際でもサッシのすぐそば等、金属のそばには電波時計を置かないようにしてください。
・送電線の近く、鉄道の近く等もノイズなどの影響で受信が困難になることがあります。
・建物の外(見通しの良い場所)で(1日以上)受信してみてください。それでも受信しない時は、故障も考えられます。
電波時計の受信中は、時計を移動させないでください。
電波時計は天候にも影響されます。落雷・空電のあるような気象環境下ではノイズが多くなるため、受信が困難となることがあります。
受信確認の際は、天候不良がないことも確認してみてください。
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受信するが時刻がずれている
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アナログ表示(時針表示)タイプの電波時計の場合、針の原点位置がずれると受信しても時刻がずれて表示されます。
原点位置を修正する必要がありますので、取扱説明書をお読みください。
この他の理由としては、サマータイム設定機能のある電波時計の場合、その機能で時刻表示がずれることもあります。設定をご確認ください。
さらに、海外の時刻表示機能のある電波時計の場合、その機能により別の時刻表示となることがありますので、同様に設定をご確認ください。
国内利用専用の電波時計を海外で利用すると、海外の時刻を手動で設定しても、まれに日本の電波を受信して日本の時刻になってしまいます。このような利用はできませんので、ご注意ください。
もし、「時」だけ、「分」だけがまったく違う時刻で表示されることがある場合は、周期性のノイズの影響を受けている可能性があります。 この下の「受信環境を簡便に判断する方法」でノイズの有無を確認してみてください。
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日付が1日ずれている
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日付表示機能のある電波時計の機種によっては、うるう年の情報を手動で設定するものがあります。この設定を誤っていると、うるう年の2月29日以降、1日日付がずれます。
取扱説明書をお読みになり、正しく設定してください。
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受信環境を簡便に判断する方法
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電波時計はノイズ(雑音電波)に弱いため、うまく受信するには良い受信環境が必要です。
・できる限り、送信所の方向を向いた窓際で利用してください。
・ノイズを発生する機器からは、できるだけ(数m以上)離してください。ノイズを発生する機器とは、テレビ、パソコン、蛍光灯、LED照明、エアコン、充電器などのACアダプタ、等々の電化製品があげられます。
ノイズの状態を簡便に確認する方法として、電池式AMラジオを利用する方法があります。
AMラジオを一番低い周波数(放送波の入らないところ)にします。サーという一定のノイズ音が聞こえる状態です。
上記のノイズを発生する機器にAMラジオを近づけた時、ノイズ音が大きくなること(ブーン、バリバリ、ガーといった音)を確認します。
電波時計を置く場所で、ノイズ音が小さいことを確認してください。大きなノイズ音がする場所では受信は困難です。
ノイズの発生箇所が、ある程度把握できると思います。電波時計はできるだけ離してください。
※なお、この方法は簡便法なので、確実な方法ではないことをご理解の上、ご利用ください。
時計の不具合、操作方法等に関しましては、時計メーカまたは販売店へお問い合わせ願います。当機構ではお応えができません。